思い出のカムチャッカ、置き去りにしたキラキラ

今週のお題「海外旅行」

 

国内旅行の記事を長々と書き綴っていたわけですが、ご察しの通り私は旅行が大好きです。ただ、ほとんど国内の一人旅で海外旅行の経験はあまりありません。

 

ただ、時々、ふいに思い出すのは、カムチャッカで過ごした日々のことです。正確には旅行ではないのですが。

学生時代に3週間だけ滞在したのですが、とても素敵な所でした。聞いたところによると、海外旅行に慣れている観光客が、最後にたどり着く所、と言われているとかいないとか。

ここには載せられない写真も多いので、撮影した中でも美しい風景だけ。

 

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やはり火山の土地。山には独特の雰囲気がありました。血走ったような、山そのものの荒い息づかいを感じます。写真で見るとすごく美しくて荘厳なんですけどね。

  

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そしてカムチャッカは海も綺麗。海へと続く坂道がある町は、世界中どこに行っても好きになるんだなと思いました。

 

黒パンとハムとチーズの生活だったこと。市場のベリーが安くて羨ましかったこと。先住民の方々の衣装が美しかったこと。

写真を整理していて、色々と思い出が蘇りました。ほんの数年しかたっていないのに、なんてたくさんのキラキラを失ったことだろう。愕然としています。

また再び行くことはあるのかな。無いような気もしますが。大変な思い出ばかりなので、もう少し私が大人にならないと、再訪したいという気持ちも起きないかもしれないです。

 

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すごくセンチメンタルな気分になってしまいました。つい昨日、休職を1ヶ月延長することを決めたせいもあるかもしれません。誰のせいでもない、これまでの自分は自分の責任で選んできたのに、現状の自分の情けなさに落ち込む日々です。

 

このお題を機に振り返られて良かった。やっぱりあの日々は、自分の中では非常に大きな経験です。ただ、時間が過ぎ行くとともに風化しているなという実感もあります。お願いだから、私の中に残っていてほしい。

過去にすがりたくはないけれど、手放したものの大きさに涙する一方で、これから手に入れるものの素晴らしさを信じる自分でありたいな。

 

休職期間中に誕生日を迎えるんです。ふとそれに思い当たって、少し暗い気持ちになってしまいました。ここには明るい記事しか書きたくないと思っていたのに。ダメですね。

エキサイティングなことを追い求める喜び、しばらく味わってないな。この仕事、今の生活、潮時は見極めなくちゃいけない。

 

あ、それと今回から、載せる写真に小さくブログタイトルを入れようかなと思います。ロゴでも良いのですが、意外とこのタイトル気に入っているので!

それではまた次回。