【岐阜・郡上八幡旅行記/その2】郡上の山裾で、また素敵な景色に出会う

今更感満載ですが、ちゃんと書き切りますよ!郡上八幡旅日記!これで最後です。

その1はこちらから。

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2日目の朝ごはんを食べた後、レンタルサイクルを借りて街を散策してみました。

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市街地を流れる吉田川など、郡上八幡は非常に水が豊富で美しいです。これだけ水の気配が当たり前にある生活って、どんな暮らしなんだろうととても興味があります。

こういう住宅の裏に水辺がある風景にとても弱い。

 

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せっかくなので、観光名所であり史跡である宗祠水に寄ってみました。

 

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名水100選の第1号に指定されていて、水場の使い方もきちんと説明されていました。整備が行き届いています。

 

大乗寺との出会い

そのあとは、街中をプラプラ。

いかにも水をたっぷり抱えた感じがする立派な森だなー素敵だなーと自転車を漕いでいると… 

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ん、何かいい雰囲気のお寺発見、寄ってみることに。

 

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歴史がありそうな木造の鐘楼門。立派です。

 

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案内板を見てみると、こちらは大乗寺というお寺なのだそう。

鐘楼門は郡上市の指定重要文化財に登録されていました。どうりであんなに立派でたおやかな姿だと思いました。あの門に惹かれてここまで来たようなものです。

清水山大乗寺は慶長8年(1608)、日了上人により創建されました。日了上人は元々は戦国時代の大名として名を馳せた越前朝倉家の一族で清水三右衛門尉と称していましたが天正元年(1573)織田信長の越前侵攻により朝倉家宗家が滅亡すると出家して妙覚寺京都府京都市上京区日蓮宗の本山)に入り日了と改めました。その後日了は全国を巡錫し慶長8年(1608)に小駄良中桐村(現在の岐阜県郡上郡川合村)に一宇(法華堂)を設け、跡を継いだ日能上人(妙覚寺日奥上人の高弟)が妙覚寺から本尊(十界曼荼羅)を賜り大乗寺を開山しました。

大乗寺(郡上市)

 道産子なので水曜どうでしょうを見まくり、「試験に出るどうでしょう」が好きだったので、「越前朝倉家」「織田信長」「滅亡」のキーワードで、ぐっと胸にくるものがありました。

 

 

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ドキドキしながら鐘楼門をくぐり、階段を上ると…

 

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わ…!すごい…!!

 

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たっぷりと水を蓄えた立派な木々が迫ってきます。澄んだ空気、透き通るような葉の色、霧の向こうに隠れる幹の先…

木々の向こうに仏を見出すことができ、強く問いかけられる風景。静かだけど強い寺院です。

 

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観光シーズンから外れていたにしても、境内に人が全くおらず貸切状態でした。 

なんかこう、素敵な景色に出会うときはいつも一人なんだよなぁ。以前伊勢に行った時もそうでした。

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一人で空間と向き合う瞬間、本当にかけがえのないものです。

 

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 安産の祈願もしてきました。今のところその予定はないのですがね。

 

 おわりに

郡上八幡旅行記はこれにていったん終了です。

本当はいくつか買い物もしてきたのですが、ほぼ食べ物だったのでもう手元にないんですよね…写真を撮る前に食べつくしちゃって…

郡上おどりから外れたシーズンに行ってもとても面白い土地でした。時間がゆっくり流れてて、豊かな水に愛された場所。私はとても好きです。

ご興味がありましたら、皆さんもぜひ行ってみてくださいね。

 

ではまた次回!